MY HOME TOWN

志摩の暮らし

思い出すこと

午後、急にあることを思い出して泣いた。

二年か、三年か、十年か、
思い出す頻度は、そう頻繁ではないけど、
たまに何かのきっかけで思い出して涙が出てくる。



小6の二学期、
両親が建てた家に引っ越した。

私は、何も話せないおとなしい子だった
と、何度言っても、誰も信じてくれないんだけど、
本当に感情をうまく出せない子どもで、
40度近い熱があっても
誰にも言えなくて我慢している子どもだった。

そんな私が、犬が飼いたいって自分で言ったのか
察してくれたのかわからないけど、
近所で生まれた雑種の子犬をもらった。

その頃、王選手のファンだったから、
「ワンちゃん」
って呼んだ。

同級生が名前を聞いて笑ってたけど、
その時は、
「犬のワンじゃなくて、
王選手のワンやから」
って言えた気がする。
下敷きも王さんやったしね。


好きって不思議だなぁって思う。
犬派、猫派ってよく聞くけど、
子どもの頃も今も、
猫はあまり好きではなくて、
犬はどんな怖い顔をしてても好き。
こういうことって、生まれた時にもう決まっているのかな。

異性の好きなタイプとかも、
もしかしたら、もう遺伝子かなんかで決まっているんじゃないかな。
これ研究してわかったらノーベル賞?


ある日、ワンちゃんを近くの山へ連れて行った父が、
どこかではぐれてしまったと言った。


責めることも怒ることもできない私は、
一人で声を殺して泣いていたんだろう。


何ヶ月か経って、集団登校中の長い列の横を、
犬種の違う10匹くらいの犬が、猛ダッシュで走っていった。
みんな、びっくりして横を見ていたけど、
怖がったり泣いたりする子はいなかったから、
野良犬に慣れていたのかも。

犬たちが走る方向を見ていたら、
一匹の白い犬がもどってきて、私に飛びついた。
シッポをふって抱きついてくる。

え!!!

って言ったまま、しばらく時間が止まった気がした。

同級生がどうしたの?って声をかけてくれたとき、
その犬は、遠くに行ってしまった犬たちを見て、
追いかけて行った。




私の飼っていた犬だ
と言えずに、
泣きながら歩いた。



あの頃の私を
助けてください。



何年かに一度、思い出して泣いている。


きっかけは、お天気だったり
季節の匂いだったりするのかもしれないな。






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  1. 2016/10/25(火) 17:59:00|
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  1. 2016/10/26(水) 13:39:38 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

Re: -------

歌になりそうですね。

ありがとうございます!
  1. 2016/10/27(木) 22:39:06 |
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  3. KK4693 #-
  4. [ 編集 ]

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