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志摩の暮らし

バレンタイン特設会場



義理チョコ廃止制度を訴える署名でもあれば、
すぐに、、、
と、若い頃の私は思っていた。
小中高もバレンタインなんて無縁。

職場で、部長、課長、どこまで渡すかと悩む先輩方を
「大変やなぁ」と冷めてみていた。

それでも、一度だけ義理チョコというものを渡したことがある。

社員寮にいた時期があって、
朝、売店にパンを買いに行ったら、
おばちゃんの机に、仲の良かった先輩が座ってた。
情けない顔してしてうだうだ言ってるので、

「二日酔いなん?
なんかあったん?」

て聞いても、うだうだ言ってる。
すぐ横の棚の板チョコを頭にのせてあげて、
おばちゃんにお金を渡した。

「お前、今日バレンタインって知ってんのか」
「うん。そやね」
「俺にくれるんか?」

すぐ横の棚から、頭に置き換えただけのチョコ。
義理中の義理やん。

でも、その一瞬の間に「元気出しや」
の想いが伝わったのならよしやね。

若い頃の義理チョコの思い出はそれだけ。



さすがにいい年になってからは、
お世話になっている方に会う日がバレンタインなら、
手土産にでもと思う。年を重ねるってそういうことやし。



JR名古屋高島屋が、
バレンタイン商戦の売上高で日本一とテレビで観た。

どんなものかと岐阜へ行く前に寄ることにした。
この時期しか見られないから。

エスカレーターで10階に着いた途端、
人気ショップに長い行列。

人 人 人
女 女 女

せっかく来たからどんなチョコがあるか見ようと、
人の波に乗ってみる。

有名パティシエらしき人がサインしている。
試食とは思えない大きさのチョコレートケーキに、
女性たちの手が伸びてあっという間。

すごいなぁと見ていた私に気づいたパティシエが、
ニコリともせずに、最後の一個を人の頭の上から差し出してくれた。
フランス人かな?
「あ、どーも」と言ったら、パティシエは「食え」と、目で言っていた。

チョコレートケーキなんて、滅多に食べない私が美味しい!って思ったから、
好きな人はたまらんやろうね。

宝石のような、キラキラしたチョコたちは、見たことも聞いたこともない、
字も読めないショップ名。

モロゾフとGODIVAの前まで来たらホッとしたわ。
これなら知ってる。


すると、すぐ近くから、
「GODIVAのチョコ買ってあげる!」
「うん!買って!」
と聞こえてきた。

ガクトさんを小さくしたような男性が、
ボブというよりワンレングスで、
ひと昔前に流行ったような格好の女性の後を歩いてた。

「私、本命の人に、GODIVAのチョコをあげるのが夢だったの!」

と、言われた男性の顔が、嬉しいのか困っているのかわからなかった。
いや、喜んでるよな。いらんこと考えたらあかん。

本命 本命
GODIVA GODIVA
夢 夢

ふーん。

ひと昔前なら、ユーミンの歌詞になりそうな。

あ、またいらんこと考えてしもた。


結局、そこでは何も買わず、地下に移動して、
手土産にチョコを買った。


バレンタインデー廃止などとは思っていない。

チョコを選ぶ時間、どれだけ相手のことを考えているか。
渡した瞬間から何が始まるのか。

想いが伝わって、
ドラマがたくさんうまれているかと思うと微笑ましい。



私はもう最初で最後でいい。
バレンタイン特設会場。





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  1. 2017/02/16(木) 18:07:08|
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